春の訪れ

最近一日中仕事でパソコン画面を見ているので、目が悪くなりそうだ。
視力が落ちそう、というより視力がなくなりそう、という感覚に近い。それくらい目が疲れている。
さすがにこのままではまずいので、午後に少し外へ出て、目を休めることにした。
植えられた常緑樹の緑の葉は目に優しく、この季節にはまだ貴重な色味だ。
気温は15℃と暖かさを感じられ、歓迎しないが花粉も感じられる。
冬に落葉した木はまだ枝だけの状態に見えていたが、近寄って見てみると、とても小さなつぼみが出ていたり、芽吹きが始まったりしていた。
早いもので、もう卒業シーズンである。
“新型コロナ”という未知のウイルスが日本に入ってきて2年以上経ってしまった。まさかこんなにも長引くとは予想できなかった。あの時から、学校や地域の行事や催しは中止や縮小が続いたままである。今年の卒業式は無事に実施できるのだろうか。まちの梅まつりは中止になってしまった。春はもうそこまで近づいているのに。
どうしても暗い気持ちになりがちだが、赤く咲き誇る梅の花を見ると、自然たちは何も変わっていないことに気づかされる。自然は強くて美しい。人間たちと同じ季節を生きていても、人間の行いをどこか俯瞰して見ているように感じる。
明るく暖かな気持ちで春本番を迎えたい。
(Written by HIROSE)
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