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日本人らしい言い回し

屁理屈な人が何か面倒くさいことを言ってるなぁ、と思われてしまうだろうか。

今回書く言い回しそのものや、それを使う人を否定するつもりはないのだが、最近よく聞く気になる言い回しについて考えてみた。

 

『控えめに言って最高です。』

 

この表現をSNS等でよく目にする気がする。

 

控えめに言っても最高、つまり意味としては最低ラインでも最高=超最高なのだけど、今時の控えめな若者っぽさが感じられる。

「あの映画見た?とても最高だったよ!(絶対オススメ!自信満々!)

ではなく、

「あの映画見た?控えめに言って最高だったよ!(でも、もし面白くなかったらごめんね!)

という、なんとなく少し予防線を張りたい気持ちが表れているような気もする。

 

 

『地味に』

『普通に』

という言葉もよく聞く。

 

「おまけがつくと、地味に嬉しいよね。」

「あの店のケーキ、普通に美味しいよね。」

 

どちらもダイレクトな表現を避けた言い回しだ。

絶対に「とても嬉しい」「とても美味しい」と思っているはずなのに、どうしてそう表現するのか。

これらの会話の中に、相手が共感してくれたらいいな、というちょっとした思いが込められているのではないか。

 

 

そして、日常会話やテレビ等でもよく耳にするのがこれだ。

 

『〇〇じゃないですけど、』『〇〇じゃないけど、』

 

使い方はこうである。

「親孝行じゃないですけど、ときどき顔を見せに行こうと思ってます。」

「気分転換じゃないけど、ちょっとドライブに行ってきたんだ。」

こんな感じだ。

 

え?気にならない?

私はとてもよく聞くような気がする。

 

この言い回しはどの世代でもよく使っていると思う。

 

親御さんを気に掛けるのは親孝行だと言っていいし、ドライブは気分転換だと言い切っていいはずだ。

なのになぜ人々は「じゃないですけど、」を無意識に挟むのか。

 

これはもう日本人だからとしか言いようがないのではないか。

海外の人が聞いたらどう思うのか。「いや、それは紛れもなく気分転換だよ。」と言いたくなるのだろうか。

 

日本人には控えめで奥ゆかしく、謙遜しようとする傾向がある。

最近はあまり使われないが、手土産を渡すときの「つまらないものですが、」などである。

もちろん、

「最高で、絶対よくて、間違いないのよ!」

と自信を持っていいのだけれど、そう表現しようとしない日本人の国民性が、日々使われる言葉の中にとても感じられるのだ。

さて次はどんな言い回しが出てくるのだろうか。

 

 

(written by HIROSE)

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