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第2回 なぜ心理学が必要なのか(2)~絶体絶命からつかんだ共感の経営

絶体絶命からつかんだ共感の経営

——労働組合が結成され、社内は大混乱になりました。

 当時は、人材採用に人間性を見るテストと面接の仕方からみることが出来ない状態で採用していました。組合との団体交渉など、初めての経験だったので毎日仕事どころではなく、組合との対応に追われる日々となりました。その組合の上部団体交渉が、会社の経理責任者が組合側についていたので、会社の経理の内容が相手側に伝わっていたことも打撃でした。上部団体がはいったので無理難題を押しつけられたのと、会社に全然関係ない人間と団体交渉しなければならなくなり、まったく仕事にならない状態が続きました。いろいろのあることから「会社を放棄しようか」と3日間出社しないこともありました。しかし、逃げずに真正面からぶつかっていこうということは、何より社員に対する責任もあり、お客様へはご迷惑をかけられないと考えると、精神的に極限状態に追い込まれました。

 後になってですが、妻からは私の精神状態を心配したと言われました。お客様からは協力するから早く再建するようにと言われ、涙が出たこともありました。そのことが更に努力してやり抜く力になったと思っています。

 組合の戦略は、人を退職させ倒産の目的でしたが、不可能とみて1年間で退職し、27人のうち7人が残り、協力して再建してくれました。高い授業料になりましたが、そのことが私を本物の経営者にしてくれたのです。同じ失敗を繰り返さないために、経営危機を招かないために、経営の基礎である心理学の勉強をしたのです。心理学の勉強は「人の協力を得るにはどうしたらよいのか」です。「どうしたら社員が私の言うことを理解してくれるか」の回答を得るためでした。働いてくれる人に、生きがいを見つけることは、心理学で得た回答を実際の人材育成の時に具体化したことが実りました。
 
次回は、心理学を応用した人材育成の7つのステップについて紹介します。

————(3)へ続きます

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